日本文学基礎

受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
  日専 前期 3 2 木村 正明

授業の主題(テーマ)
唱歌に含まれる、日本の文学と文化・歴史

授業の目標(講義概要)
明治十四年刊行の小学生向けの初の音楽教可書『小学唱歌集』は、小学生向けと言うものの、時代を映してその歌詞は文語であり、その内容は、日本文学(古典)、日本文化、漢文学の素養のもとに作詞された。又、その時代の日本の生活をも写し出している。言わば、古典・近代の言語・文化の隠れた豊庫である。故に、その後の「小学唱歌」の歌詞を、その意味と出典を探ることは、日本語・日本文学を考える、基本事項となると考えられる。

授業計画
1.講義内容概説
2.「唱歌」の説明
3."唱歌" の歌詞の具体例による解説
4.同上
5.受講生による「唱歌」の歌詞の解釈と原典調査
6.その結果に対して具体的な調査の再説明
7.受講生各人の歌詞解釈の発表・・・・・・数回
8.そのつど、教員より精しく見解を表明
9.以後、繰り返すことで日本の古典文化・文学を共に考える。

評価方法
出席と、口頭発表、に加えて(2・3割位)、レポートの出来による。

テキスト書名 編・著者名 出版社 価格
日本唱歌集 堀内 敬三・井上 武士 編 岩波文庫 560円+税

備考